古代人は、自然現象と月の運行の密接な関係を発見しました。
月相は、月が地球の周りを公転する中で、見え方が変化することを指し、新月、上弦の月、満月、下弦の月の4つの主要な相があります。満月や新月の時期には、太陽や月の引力によって地球上の潮汐が引き起こされ、地下水位や湖沼などの水位にも影響を与えます。
人間の体内には約60%が水でできており、月の引力によって体内の水分量が変化するため、体調や気分に影響が出るとされています。満月の時期には、体内の水分量が増加するため、むくみや頭痛、睡眠障害などが起こるとされています。一方、新月の時期には、体内の水分量が減少するため、身体が緊張しやすくなり、イライラや不安定になるとされています。
月の満ち欠けは、農業や漁業などの作業のタイミングを決める上でも重要であり、自然の観察に関連しているとされています。また、人間の健康や精神面にも影響を与え、古代から人々の生活や文化に深く関わってきた月相は、自然と人間の関係において不可欠な役割を果たしています。
月の特徴
月が与える影響力は、欠けていく月の時には「放出」、満ちていく月の時には「吸収」の力が働きます。
目次
欠けていく月(下弦)
「解毒」「洗浄」「発汗」「発散」、さらに「乾燥」「固定」などの作用があります。新月に近づけば近づくほど、その力は強まります。もし、日時を選ぶことができるのであれば、手術や治療などは、すべてこの時期に行うといいでしょう。
また、家事にも影響を与え、消毒や掃除、洗濯などは、満ちていく月のときに比べて効果があがる(汚れが落ちやすいなど)だけでなく、とても簡単にできます。
もっとも大切なのことは手術の成功率が高いということ、回復期間が短くてすむということです。傷口からはひどく出血することもなく、醜い傷跡が残る度合いも少なくてすみます。
新月の日
身体の「浄化」や「解毒」などに最適です。新しいことを始めるのに適しています。
コーヒーやアルコールなどをやめたり減らしたりするスタートの日にも適しています。
(禁断症状があまり強く出ない)
満ちていく月(上弦)
「補給」「摂取」、身体が色々なものを吸収してエネルギーを蓄えるほか、「保護」と「休養」を促し、満月に近づけは近づくほどその作用は強まります。
この期間に「身体作り」を行うと効果があります。また、同じものを食べていても普段より太りやすい時期です。あらゆる欠乏症は、この時期には治しやすくなり、ビタミンやミネラルの吸収もよくなります。
むくみやいろんな中毒症は重くなります。(欠けていく月の時は、人によってはスズメバチに刺されても唾液を塗るだけで済む場合もあります)
満月に近くづくにしたがい、手術やその後の経過は、だんだんひどくなり副作用もひどくなります。
満月の日
身体がなんでもよく吸収します(添加物も)。何を食べても太りやすくなります。
ダイエットを始めるのにはこの日からが適しています。この日は普段よりもすみやかに水分が組織に吸収されるので、結合組織が柔らかくなり、そのため手術の経過はよくなく、普段より傷口からの出血の量が多くなりがちです。ワクチン接種後に起こる後遺症の状況を見ると、満月の3日前から接種を避けた方がいいことがわかります。特に良くないのは満月当日です。
(参照文献:月の癒し)